世界にいくつある!?コーヒー豆の原産地や種類について

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全世界の約60ヵ国から生産されている珈琲豆。その60ヶ国の中で栽培されているコーヒー豆の種類は、なんと200種類を超えると言われています。
珈琲豆は各栽培地の風土や気候にあった方法かつ、その土地独特の栽培方法等で生産されており、味や形はもちろんのこと、芳香などが各栽培地で異なります。
コーヒーそれぞれの個性を生かし品種改良された結果、幅広く様々な味が楽しめるものになりました。様々な味や香りを楽しめるのも、コーヒーならではの魅力でしょう。
次に、そんなコーヒー豆を種類別に原産地や味の特徴を調べました。

コーヒー豆の種類(原産地)

キリマンジャロ

kilimanjaro
キリマンジャロの栽培地は、アフリカ大陸タンザニア東部のキリマンジャロ山の麓の町、アルーシャやモシ近くの標高1,000m~2,500m付近のプランテーションで栽培されています。また、標高が高い為高山気候(アルプス気候)です。そんな土地や気候の中生産されるキリマンジャロの生豆は、緑灰色で大粒という特徴がありこの豆のコーヒーは強い酸味と甘い香りが特徴です。

エメラルドマウンテン

エメラルドマウンテン
エメラルドマウンテンの栽培地は、南アメリカ大陸西部コロンビアの豊かな自然に恵まれたアンデス山脈で栽培されています。コロンビアはコーヒー大国とも言われており、自然と天然資源に恵まれており、コーヒーを栽培するにあたり最適な土地です。
コロンビアの自然の特徴ですが、

  • 日中の温度差が激しく高地である
  • 栄養価が高く水はけのよい火山灰性の土壌である
  • 年間2000ミリ程度の適度な降雨量と日照量である

これら3つの条件がそろったアンデス山脈の恵みと、カフェテロ(コーヒーを栽培する人)達の丹精によりエメラルドマウンテンのすっきり甘くふくよかな味わいが生まれます。標高の差が大きく南北に広がりのあるコロンビアでは、年間を通してコーヒーの収穫が可能になります。日本の約3倍の面積がありコロンビア各地でもまた、コーヒーの味わいの特徴が違ってきます。

グァテマラ

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グァテマラの栽培地は中央アメリカの北部、グアテマラ共和国になります。国土面積はおおよそ日本の3分の1と面積自体は広くはありませんがグアテマラ共和国の気候は亜熱帯気候で、国土の南側は太平洋に面しており北東はカリブ海と、大自然に囲まれた国として名が高く主に北部の標高1000m~2000mの所でコーヒーは栽培されており、水はけのよい火山灰性の土壌もあり、コーヒを栽培する上で適した土地です。
グアテマラコーヒーは日本での知名度もそこそこ高いのでご存知な方もいらっしゃると思いますが、味の方は甘い香りと力強いコクで高い人気を誇るコーヒーです。
グアテマラの珈琲豆は他の豆とあわせやすいというところから、ブレンドコーヒーのベースに使用されたり、缶コーヒーに使われていたりと様々な所で活躍しています。

ブルーマウンテン

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ブルーマウンテンの栽培地はジャマイカにあるブルーマウンテン山脈の標高800m~1200mの限られた地域で栽培されています。
ブルーマウンテンは限られた地域でしか栽培されないため収穫量が少なく、とても高価な豆になります。そんなブルーマウンテンは別名でコーヒーの王様とも呼ばれています。味の特徴としては香りが非常に強く、繊細な味であることが挙げられます。また、香りが強いため他の香りが弱い豆とブレンドされることが多いです。
特に日本人に好まれるコーヒーとしても有名ですね。

モカ

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モカの栽培地はアラビア半島南西部のイエメン共和国の山岳地帯とアフリカ大陸北東部にあるエチオピアの高原高地で、コーヒーの発祥の地とも言われています。
熱帯地方に位置していますがその大部分は標高2000m~3000mのアビシニア高原で、涼しい高山気候です。雨量は多く比較的涼しく、一面を森林が覆う熱帯雨林が広がっています。
エチオピアの森林には渡り鳥が持ってきた数多くの種類のコーヒーがありますが、それは渡り鳥がチェリーを食べて森に種を落とすからです。
その為道を歩くだけで自生しているコーヒーの木を見る事もできます。まさにコーヒー大国ですね。
モカは、イエメン産のコーヒー豆と対岸のエチオピア産の豆の両方の名称となっており、イエメン産のコーヒー豆はさわやかな香りと強い酸味が特徴で、エチオピア産のコーヒー豆は苦みが少ない代わりに酸味が非常に強くフルーティーな香りがあり、日本での人気も高いです。

マンデリン

マンデリンはインドネシアスマトラ島で生産されている高級銘柄になります。
ロブスタ種が人気な当国のコーヒー生産の中、スマトラ島のマンデリンはアラビカ種となります。
味の特徴は、控えめな酸味、深いコクとほろ苦さのバランスです。また、しっかりとした苦味はカフェオレにもむいています。
呼び名が他の豆とは違い地域の名前が使われていませんが、マンデリンとはインドネシアの民族で、マンデリン族がコーヒーを栽培し始めたことからきています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。コーヒーの原産地や種類は様々ですがコーヒーを栽培するにあたって、

  • 降雨量
  • 日照量
  • 気温
  • 土壌

の4つがキーになるのではないかなと私は思います。4つの自然条件に加え、コーヒーの栽培は難しいというところから、カフェテロ(コーヒーを栽培する人)達の技術も加わってその土地独特のコーヒーができるのではないでしょうか。

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