数ある習い事の中でも、わりと新しい部類に入るリトミック。
リトミックという習い事について聞いたことがあったり興味があっても実際どんなことをやるのか、どんな効果があるのか想像できない人も多いのではないでしょうか?
そんなリトミックについて今回は私の体験談含め、詳しくみていきたいと思います。
リトミックってどんなもの!?
リトミックはスイスの音楽教育家エミール・ジャック・ダルクローズという人が開発した音楽教育法です。別の名で「ダルクローズ音楽教育法」ともいわれています。
ダルクローズは、楽器の演奏訓練を早期から闇雲にやらせるのではなく、音を聞き、それを感じ、理解し、その上で楽器に触ってみる、音を組み合わせて音楽を作ることの楽しさを身体全体で味わわせ、その喜びの中で、音を出し、奏で、そこから旋律を作っていくことへの興味と音感を育んでいこうとした。
(引用元:Wikipedia:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%88%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF)
ざっくり言えば、リトミックとは「音楽」と「体育」と「知育」が合わさったようなもので、ただ単に「音楽」を学ぶだけでなく生活をする上で要となるリズムを体現できます。そして教室にもよりますが、0歳の首が座ったころから始められる教室もあり、早ければ早いほど効果的だと言われています。
リトミックって具体的に何をやるの!?
- 音に合わせて身体を動かしてリズム感を身に付ける
- 手先を動かして器用さ・集中力を養う
- 歌ったり楽器に触れたりして音を楽しむ
その他にも動物の真似をしたり、ボールや器具を使ったり、楽器を使ったりととにかく身体全体を使ってリズムを身に付けていきます。
リトミックは一体どんな効果があるの!?
リズム感
音を感じながら身体を動かすため、自然とリズム感を身に付けることができます。この「リズム」は生活に深く関わっており、スポーツにおいてもとても重要な役割を果たしているそうです。そのため、小さいうちから「リズム感」を身に着けておくことで、後々役に立つということが多いのです。
集中力
リトミックでは1つの事を学ぶのではなく、様々な要素を組み合わせて色々な事を学ぶので、子どもも飽きにくいと思います。初めはなかなか難しくても、繰り返していくことで自然に集中力が身に付いていきます。
想像力
動物の真似をしたり、海の中だったり、空の上だったりと空想のシーンの中で身体を動かすことも多いので、子どもの想像力がどんどん膨らんでいきます。季節ごとにシーンも切り替わるので季節感も身に付きます。
協調性
他のお友だちと一緒にやることでお互いに刺激になり、協調性や社会性も身に付いていきます。
そのほか
小さいうちは親子参加の教室が多いため、親自身も子どもとスキンシップが取れ、遊び方についても学ぶことが多いです。子どもと一緒になって身体を動かすことによって、リフレッシュにもなるし、子どもの成長を間近で見ることができます。
リトミック体験談
実際私の2人の娘が、それぞれ1歳からリトミックに通っています。長女が始めたきっかけは、歌を聴いたり歌ったりするのが大好きだったからという単純なものでした。数ある教室の中から体験レッスンを受けて選び通い始めたリトミック。その教室は1歳クラスは親子1組に先生が1人とマンツーマンレッスンでした。
マンツーマンの良さはなんといっても親も子も周りを気にせずにできるという点です。ほかの子と同じようにしなくてはいけない、あの子はできてるのにうちの子はできない…など気にせず、のびのびと自分の子どもの良さを伸ばすことができます。
子どもにとっても親にとってもストレスがなく楽しくレッスンができます。
リトミックを始めた当時、1歳だった長女はまだ理解力も低く興味は広いのですがとても浅くてそんな中、先生が上手に娘の興味を引き出してくれました。リトミックのいいところは、子どもが身体を動かす気が起きないときは歌を歌う、歌も歌いたくないときはシール貼りをしたり絵を描いたりするなど、無理に進めるのではなくその時やりたいもの、興味のあることを幅広くできる点だと思います。
それ以外にも、「あいさつをする」「靴を揃える」といったことが教室に通うことによって自然に身に付きました。わからないうちからやるとそれが当たり前な事として身に付くのでとてもありがたかったです。
レッスン中はスキンシップを取って子どもと楽しく過ごせるので自分にとってもすごくリフレッシュできます。
家で1対1で子どもと向き合うのとは違って、自分も子どもとの関わり方を勉強できました。時には先生に子育てについての悩みを聞いてもらったり…。
2歳になると小人数制の親子レッスンになり、子どもたち同士関わり合いながら協調性や社会性も身に付き、少しずつ集団生活の練習も入ってきたり、数やひらがなの要素なども取り入れたレッスンで幼稚園の入園準備にも役立ちました。
3歳以上は少人数制の子どものみのレッスンになり、親は送り迎えに専念することになりましたが、発表会では毎回その成長ぶりに驚かされました。
次女は長女のリトミックに毎回連れて行っていたこともあってか、1歳でレッスンを始めたときにはやっと自分の番が来たと言わんばかりのやる気っぷりで、リズム感もそれなりに備わっており、幼いながらも姉を見ているのだと思いました。
「リトミック」と言っても教室や先生によって内容が違ってくると思いますが、どの教室でも体験レッスンを実施していると思うので一度体験してみるといいと思います。
そして0~1歳で始めるのであればマンツーマンレッスンをお勧めします。
長女は5歳、次女は3歳になりましたが、「リズム感」「集中力」「想像力」「協調性」とリトミックで身をもって学んだことが今とても役に立っていると実感しています。
おわりに
リズム感は音楽だけでなく運動神経にも深くつながっているので、子どもに色々やらせてあげたいけれど何を習わせたらいいかわからず迷っている人には特におすすめな習い事です。子どもが自分でやりたいことを見つけられるまでの基礎作りとしても役に立つと私は思います。
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